【CL6節 Liverpool vs Napoli】ナポリはどうすればよかったのか
CL第6節 死のグループCの決着のとき
リヴァプールの突破には勝ちが絶対条件となった試合でした。
結果は1-0 決勝トーナメントへ駒を進めたのはリヴァプールだった。
アンフィールドのホームということもあり、試合開始直後からリヴァプールはエンジン全開、怒涛の超攻撃的プレッシングを仕掛ける。まさにストーミングと言えるリヴァプールのゲーム運びでした。
まずはリヴァプールの超攻撃的プレッシングの構造から
・CBからSBへのパスコースをWGがカバーシャドウしながらプレスに来る
・CB,GKはCFが、逆サイドはWGが中間ポジションで待機
・中へのパスコースはあるように思えてもその後ろでデュエルの強い3枚が狙っている
・ロングボールを蹴れば高身長CBがいる、回収される可能性が高い。
この試合を通して守備について気付きがあった。
守備とはどこかを厚くすればどこかが手薄になる。どこを厚く、どこを薄くするかはチームの考え方、監督の考え方でそれは様々でどれが強いだとか弱いとかはなく、チームとして統一された意識、動きができているチームがいいチームといえる。
そして、
トップレベルのチームは守備の薄い部分を隠すのが上手いな
と。
リヴァプールがまさにそれだ。DFラインが手薄なのにそう感じさせない守備であった。
プレスがかなりきつい、なら前線にボールを送ればチャンスになるだろう。そしてナポリはロングボールを蹴るが、リヴァプールにはそのリスクを個で解決できるファン・ダイクがいる。
本来ならリスクになるはずのところが個でバランスのとれるDFがいるのでナポリはどうすることもできなかった。
生命線だったのは、サイドでの攻略だ。
ポイントはカバーシャドウで消されているSBだ。
・壁パスでSBにボールを送り込む、中盤3枚の脇を使える
・リヴァプールはそのルートに対してSB一枚しか置いていない
・青⑦カジェホンと青㉔メルテンスで2対1をつくる、CBがカバーしてくるなら青⑭インシーニェがフリーになる
実際、試合中この形でチャンスはあったが、決めきれず...といったところだった。
この難しい試合、もし自分が監督ならどうするかと置き換えて考えることにした。
これから指導者、コーチを目指す上でいろんな意見が聞きたいと思い書いてみることにした。
修正後のフォーメーションが下図
注目してほしいのは真ん中の四角形の関係性の変化。
前半は青⑤アランと青⑰ハムシクがダブルボランチの形であった。ナポリはロングボールを多く選択し、セカンドボールを回収されるという悪循環に陥っていた。デュエルの強い3枚とライン間に青⑧ファビアンしかいない状況でセカンドボールがリヴァプールに渡るの必然だ。
そこで、青⑰のワンボランチにして青⑤⑧、ロングボールに競らないFWの一人がセカンドボール回収に回る。
こうするなら、早い段階で青99ミリクを投入してもいい。
こうすることのメリットはセカンドボールの回収率を高めることと、セカンドボールを取ったあとの人数が多いこと。
逆にデメリットは、セカンドボールが青⑤⑧⑭の頭を超えたとき、人数が足りてないこと。
1-0で負けている状況、攻撃的に出るならこうかな、と思いました。
自分が想定できていない面だったり、問題点だったり、様々な人の意見が聞きたいと思っております。
よろしくおねがいします。
みなさんの様々な意見をお聞きしたいのです!